吐き出し口を作ってあげる。

娘が、約1ヶ月前に学校であったいやなことを、ぽつぽつと話し始めました。

 


「あのね、すごーくいやだったの。」


でも、その時は言えなかったのだそうです。

 


「言おうとしても、ほんのちょっとしか言えなかったんだ。」

 


子どもながらに胸がつまっていたようです。

それが、1ヶ月して、少しずつ外に出るようになってきました。



「嫌なことは何でもお話したほうがいいんだよ。

 言わないでいると、体の中にたまっちゃうのね。

 それでね、くさ~いオナラみたいなガスがたまって、

 そのうち、ブ~って、ものすご~く臭いのがでちゃうの。

 ママは臭いのイヤだから、臭くなる前にお話してほしいな。」


キャハハ~って笑う娘。

この笑顔が見えれば大丈夫かな。


子どもだから、何でも親に言うと思ったら大間違い。

そんな年はとっくに過ぎていたようです。


子どもは外で、めいいっぱいがんばっています。

うれしいこともあるし、嫌なこともいっぱいある。


うれしいことは「あのね、あのね」ってすぐに話してくれる。

嫌なことは、だんだん言わなくなる。


言わないのがいけないんじゃなくて、言えない時は言えないのね。


だから、時々吐き出し口を作ってあげると、

ためずに、外に出すことが出来ます。


 

不の感情をためない。


これは大人も同じこと。

自分が普段気にしていないと、

子どもの中に不の感情がたまってきているのに気付けません。

 

 

不の感情は、ためずに吐き出す。

 

これも生きる力になっていきます。