影響を受ける相手は、自分で選ぶべし。

私は今まで、たくさんの習い事をしてきました。

個人の先生に教えていただくもの、スクールなどに通うもの。


アメリカに来てからは、娘が習い事をしています。

というのは、こちらの小学校では、算数、国語(Language)以外の教科は、

あまり力を入れていないからです。


体育や音楽、図工、理科、社会などの教科は、

自宅で教えていくか、自分で習い事などをして補っていくしかありません。


無理をしてやらなくてもいいかな・・・と思っていたのですが、

娘がやりたがります。

体を動かすこと、何かを作り出すこと、体験、実験など、

子どもの興味ははてしなく広がりますからね。


いろいろな先生にお世話になって感じることは、

先生によってアウトプットがぜんぜん違うということ。

それによって、子どもの成長がまったく違うということ。


先生がその専門分野にどのくらい精通してらっしゃるか、ではなく、

子どもにどれだけ愛情を持って接してくれているか


ここがとても大事であり、大きな変化となっているのを感じています。


私は母に、「師は素晴らしいと感じる人を選びなさい」と言われてきました。

その「素晴らしい」は、人間としての素晴らしさを意味しているのだなと思います。


自分が影響を受ける人は、人間として共感できる人、素晴らしいと感じる人を、

自分で選ぶべきですね。



私はコーチをしています。

いろいろな方とお話しする機会があります。

コーチングは、ただお話しするだけではなく、心の深い部分を扱っていきます。

そのため、自分の心の深い部分がどうであるかが、影響してきます。


コーチとクライアントの関係は、先生と生徒とは違います。

コーチは教える人ではなく、クライアントさんの可能性を引き出す人。

その位置関係は、上下ではなく、同じところに一緒に並んでいると思っています。

 

クライアントさんから、ご縁を持って良かったと言っていただけるように、

自分を磨いていきたいと思います。