体験が強い力を作る。

先日書きました 、娘のこと。

学校の朝礼の時、全校生徒の前で、娘は眼が悪いことを、

担任の先生がお話をしてくれたそうです。


娘から話を聞いているだけなので、詳細はわかりませんが、

娘に話をしてもらってどうだったか?と聞いてみたら


「うん、話してもらってよかった。」とさらり。


それだけ?

と拍子抜けするほど、あっさり。


大丈夫かなぁ・・・と、私はとても心配していたのですが、心配のしすぎだったかもしれませんね。


「あのね、おんなじクラスの子も、みんなに拍手されたんだよ。

 みんなうれしそうだったよ。」


目の悪い娘のことを、クラス全員でサポートしているということで、

全校生徒に、みんなが拍手されたんだと、娘は言ってました。


たしかに、娘にとってお友達のサポートはとても重要です。

休み時間に外で遊ぶ時も、かくれんぼなど、ちょっと特別ルールを作っているようです。

みんなで知恵を出し合い、少しずつ手を貸し合って、一緒に仲良く遊んでいる。


子ども達ってすごいですよね。

お互いに自然と受け入れあっているんです。


助け合うことの大切さ、素晴らしさ。

私はただただ、ありがたいと感謝しています。


こうやって子ども達だけを見ていると、心無いことを言う人なんていないんだろうなと、

ちょっと安心するんですよね~。


そうは言っても、これからもいろいろなことを経験するでしょうね。

その中には、いやなことも、つらいこともあるでしょう。


年齢とともに、感情を自分の中に溜め込むようになってくることもあります。


そこで私がやることは、

感情を外に吐き出しやすい環境を作っていくこと。


身の回りに起こることは、自分の捉え方一つで、変わってきます。

相手を恨むことも出来るし、相手に感謝することも出来る。


「○○ちゃんのせいだ!」と人のせいにすることは簡単だけど、

それをしても、何も変わりません。


大事なのはその先。

その出来事から学んで、今後に生かしていくこと。


自分はどうしていくのか。

自分はどう在るのか。


一つ一つ経験し、その体験が生きる力を作っていきます。

親はそこにていねいに寄り添い、娘が自分と向き合うのをサポートしていく。


これは、私のコーチングスタイルと同じです。


子どもも、クライアントさんも、

力ずくで変えようと思っても、変わりません。

本人が気付こうとしなければ気付けないし、

変わろうとしなければ、変わりません。


そして、子どもだから、小さいから出来ないのではなく、

小さいうちの体験が大事だと思うのです。


体験は積み重ね。

積み重ねが、その人の強い力となっていくのです。